松本イモリ谷村人(むらびと)東京へ行く!!

・・・・・「天皇杯」授賞式参加の 旅・・・・・

 

33 第43回農林水産祭式典が平成16年11月23日 に明治神宮会館で開催された。こんな式典に出席するなどとは夢にも思っていなかったが、な、なんと「松本イモリ谷」が「天皇杯」を頂くことになり、その授 賞式に参加するため、松本イモリ谷のむらびと14人が東京へ出かけた。

 もう二度と無いであろうこの出来事を「道中記」と して記録に残そうと思う。尚、独断に満ちた文章である事を最初に断っておく。

 

 

・・・11月22日(月)・・・

 

ろくな打ち合わせも無いまま出発の日が来た。

 昨日まで院内町の文化祭で「松本イモリ谷の産品」 を売っていたので旅の仕度も出来ないまま出発の日を迎えた。寒い朝だった。6時50分に営農センターに行くとすでに配車も終わり出発を待つばかりだった。 時間厳守(拍手)。道沿いで手を振り見送る留守番家族に感謝しながら、東京の旅は始まった。

 大分空港で同行の五人と合流した。今回、一緒に旅 をするメンバーを紹介しよう。高田町長(筌ん口んし)と安部課長(大口田んし)それから安部所長と河野さん(ともに普及所んし)それから生野さん(県ん し)の五人だ。総勢19人の大所帯、「河野さん、生野さんよろしく頼みま〜す」。

入り口ゲートの金属探知機のブザーが鳴る。数人検査 を受けるが無事通過し、8時25分定刻に飛行機は飛びたった。

 当然の事だが、機内は禁煙。たった一時間半だが禁 断症状がでた人がいた。この後も「たばこ飲み」には辛い旅となった。「強風のため機体が揺れる恐れがある」とアナウンスしていたが大した事も無く、空の旅 は快適に進んだ。天気が良く、眼下の景色がとても綺麗で皆おおはしゃぎ。「富士山が美しい!」静かな機内に松本の女性達の声が響き渡った。僕は知らん顔し て眠っていた。

 あっという間に羽田に着いた。「東京は近いな」と 思いながら「とりあえず本日の宿に向かおう」と、モノレール・浜松町乗換え・山手線で渋谷に着いた。まだ昼前だが朝が早かったので、ホテルに荷物を置いて 昼食とする。が、人数が多いので「一緒には食べられないだろう」と言う事で三組に分かれる事にした。1組は松井区長、勉さん、安部課長と生野さんの四人 で、授賞式打ち合わせのため明治神宮に向かう。2組は高田町長、安部所長と河野さんの三人で<田部浩子さん(中央審査会委員)>に会いに都 内に散った。残りの12人が3組で東京の定番「東京タワー」を目指した。4時に国会議事堂前で落ち合うことにして分かれた。1・2組の行動は把握していな いのでなにも書けない。3組の行動を追う。

 ここからの道案内は東京居住経験者(小野芳・藤 垣・久葉・中津留)にお任せする。地下鉄を乗り継いで東京タワーを目指す。階段の上り下りに疲れる村人続出。でも、地下鉄車内ではあい変らず元気。「すな おさ〜ん、席が空いたで〜!」。

 

1 「展望レストランで景色を見ながら食べよう」と思っ   ていたが、レストランは無かった。「腹が減った、のどが渇いた」もう限界。2階食堂で食べた。飲んだ。まずかった。食後一時間の自由行動とするが、最上展望台に登って降りて時間は無くなった。(順番 待ち、エレベーターが小さい)。潔さんは「金出してまで高いところに行く気が知れん」と上部には向かわず。 

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<東京都庁方面>    <国会議事堂方面>

 

 午後2時、<松井崇幸(東農大・今夏イモリ谷 で勉強?)>参上。懐かしい再会だ。「ちょっと色が白くなったかな?」心強い助っ人が現れたと思ったが、意外に東京を知らない。まぁ、こんなもん かも知れないな。以後13人で行動する。

 次に向かうのは、皇居前広場。二年前「イモリ谷苦 楽分(くらぶ)」の研修時には皇居内に入ったが、今回は人数が多くて無理だ。それでも皇居には行っておこう。なにしろ、「天皇杯」を頂くのだから!?松林 を見るや否や「なば採り」モードに突入の松ちゃん。そして本当に見つけた(小さく茶色ぽいきのこ)。さすがだ!!

 

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     <ここに「なば」があった>      <アスファ ルトに疲れた足に砂利が心地良い>

 

 

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二重橋で記念撮影(松井崇幸写す)をして皇居を

後にした。

 

・・・ミニ知識・・・

皇居の周りのお堀や広場(松林や芝生他)などの管轄 は宮内庁ではなく、環境省だ。

 
 

 

 

 

 

 

 


 そろそろ4時になるので国会議事堂に向かう。議事堂 前駅で降りたその時携帯が鳴った。<山口明浩さん(代議士秘書)>からの電話で、数分後彼と出会えた。山口さんが今回議事堂内を案内してく れた。待合室に入るや否や数人の男達は灰皿に向かって走った。千代田区は「歩きたばこ禁止」条例があり、「たばこ飲み」には住みにくい町だろう。

1・2組がまだ来ない。・・・しばらくして無事全員 集合。1組は打ち合わせが長引いたらしい、「お疲れ様でした」。2組は連絡が取れず集合場所が分からなかったようだ、「ごめんなさい」。

 

23                            うど暗いが重厚な建物だった。17年の歳月をかけて完成したという。山口さんの説明を聞きながら、本会議場・天皇の御休所・中央広場等々見て回る。 何もかも物珍しく、興味津々のイモリ人。

「トイレに行こうえ、議事堂のトイレは違ごうで」。

食堂で一服。<岩屋毅さん(衆議院議員)>登 場。最後に議事堂をバックに記念撮影(プロが写す。イモリ谷の旗が登場)をする。

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・・・ミニ知識・・・

議事堂は全て国産材料で建てられているが、当時の特 許の関係で「郵便受け」と「ドアノブ」だけが外国産だ。

 
 

 

 

 

 


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<藤垣総裁>       <食堂で岩屋氏と>                  <美女と議事堂>

 

議員会館前からタクシーで赤坂見附へ向かう。本日の 締めくくり、「天皇杯授賞前夜祭」の夕食会だ。<寿福さん(大分県東京事務所)>にお願いし、「皆が一緒に座れて、美味くて、安い店」を予 約してもらった。「さくら水産」OKです。

 

45 本席に他からもお祝いに関係者が駆けつけてくれ た。

 <松井末彦さん夫妻(松本出身)>

 <持田菜穂子さん(レディースファーム)>

 そして、寿福さん、松井崇を加えて総勢24名で明 日の

 受賞を祝った。

 まだホテルにチェックインしていない。夕食後、渋 谷に

 向かう。持田さんを二次会に誘うつもりが、途中で 降り         てしまった。残念!また会える日を楽しみにしています。

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<高 田町長・安部所長・寿福さん・生野さん・安部課長>  <松井末彦さんと記念撮影>

 

 ホテル(東急イン)チェックイン後の皆の行動は秘 密!それぞれの記憶の中で!

 今回唯一夫婦で参加の剛さん、百合ちゃんは皆の期 待を背に部屋に消えた。

 

・・・11月23日(火・勤労感謝の 日)・・・

 

松本イモリ谷集落の記念すべき日がきた。10月22 日の決定の知らせを受けた日も村がどよめいたが、本日の授賞式の感動が村の記念日となるだろう。今日も快晴。楽しい?一日の始まりだ。

松井区長・勉さん・生野さんは一足早く明治神宮に向 かう。「またまたお疲れ様です」。

残りの16人は朝食後8時半過ぎにホテルを出た。

明治神宮に全国各地か らたくさんの人が集まってくる。神宮橋で各県の職員が旗を振って待っている。大分県は寿福さんが待っている。連日ご苦労様です。

 

 

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<久住町の工藤さん (農林水産大臣賞受賞)>

                                   <明治神宮入り口・太 陽がまぶしい>

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入場証のリボンが配ら れる。事前に申し込んだ人数分だけ配られる。イモリ谷からは、当初16人参加の予定だったので、2つリボンが余る。東農大の松井と<小宮大志(今夏 イモリ谷で学ぶ)>がラッキーにも参加できる。遅れて現れた小宮を見てビックリ。超普段着だ!!「リボンを渡すか」迷った。が、せっかくの機会 だ、一緒に入ろう。

 

 

 

 授賞式に先立って、明治神宮本殿で「新嘗祭」が行わ れる。自由参加であるが、せっかくの機会なので全員で参加する。大太鼓の響きで祭りが始まった。厳かなり。しばらくの間静かな時を過ごしたが、空を舞うカ ラスたちが気になってしかたなかった。カラスの動きを眼で追っていたら、糞を落とした瞬間をとらえた。本殿中庭に落ちた。「人の頭に落ちんでよかったな」 などと思っているうちに、祭りは進んだ。約1時間で終わりを迎え、皆で参拝し、「お下がり」を貰い神宮本殿を後にした。

 

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<新嘗祭に参加>            <祭りが 始まった>

 

木漏れ日の中、式典会場「明治神宮会館」に向かう。

今回の旅のメイン行事の「農林水産祭」がいよいよ始 まる。

 

 

・・・ミニ知識・・・

農林水産業者の最高の栄誉である、天皇杯、内閣総理 大臣賞及び日本農林漁業振興会会長賞の三賞受賞者は、7部門の農林水産大臣賞受賞者553点の中から、中央審査委員会(会長 東京大学大学院教授・八木宏 典氏)において厳正に審査が行われ選考されました。栄えある受賞者の業績は、内外の情勢が大きく変化するなかで、今後の我が国農林水産業と農山漁村の振 興、発展の実践的な指針になるものとして関係各方面から、高く評価されるものであります。

   (第43回農林水産祭冊子、巻頭言より)

 

 
100%

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


      <会館に向かう>

 

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会場には各都道府県より農林水産大臣賞受賞者はじめ 関係機関の人々が大勢集まっている。1000人程いるだろうか。

大分県からも前述の工藤さんをはじめ、<吉野のとり 飯のおばちゃん><玖珠のメルヘンローズ>ら受賞者や<渡辺農政部長><河野農村支援課長>ら県関係者など総勢30名ほどが出席。

いよいよ式典が始まった。

 

 

 大勢の拍手に包まれて「天皇杯」は

松井区長の手に渡った。思ったほど大きくなかった が、銀色の輝きがまぶしい。

松井区長、勉さんの緊張感が遠目にも伝わってくる が、無事授賞式は終了した。

 小泉さんが会場にいなかったのが残念。お題目ほど 大事な式典ではないのだ  ろうか?

 

式典終了後、区長らは記念撮影、<島村農林水 産大臣>らと昼食懇談会とまだまだ行事は続く。

 

 

残りのメンバーは会館を後にする。神宮内レストラン でみんな一緒に昼食を摂ろうと思い席取りに走ったが、まとまった空席が無く、今日も二班に分かれることにした。1組は今日午後4時羽田発で帰松(町・県) するため、昼食後空港直行となる。「みなさんお疲れ様でした」。

2組はもう一泊する11人と東農大生2人を合わせた 13人。少し時間に余裕があるので歩いて渋谷に帰ることにし、途中で昼飯としよう。この判断が甘かったが結果的にうまいビールが飲めた。

 

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<代々木公園?を歩く>      <NHK前、公園通り・ゴール間近「疲れた」>

 

昼食後、これからの行動が潔さんより発表される。

「浅草に行き浅草寺参り、後隅田川を船で下り渋谷に 戻る。」 良い案(コース)であるが、よんちゃん、つるちゃんは別行動。 よんちゃんは若い娘と密会?<2年前修学旅行で安心院に来た新座高校の 子>と再会だ。「べっぴんになっちょった」。二人で中華料理を食べたようだ。

つるちゃんは<大学時代の友人>と再 会。三人でうなぎを食べたようだ。

 松井崇幸は用事があり渋谷でお別れだ。「ありがと う、また会おう」。10人で浅草に向かう。

僕も初めてで少し楽しみ。「下町・浅草」ちょっと憧 れる町。

 

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51<浅草雷門・仲見世の賑わい>

 

「浅草寺」の煙が奇跡を起こした!!

ずっと悪かった桂子さんの腕が良くなったのだ。

                                    楽に腕が上がるようになったのだ。

     「東京に来た甲斐があった」。

 

     僕は心に煙をかけた。「広く、清い心になりますように」。

59 外国人の姿が多くみられる。浅草にニッポンを見る のだろうか?そろそろ暗くなり始めた。船に乗ろう。船の苦手な久葉さんは陸路渋谷へ。ライトアップされた街、ビル、タワー。

「綺麗ちいえば綺麗だけど・・・」。

 

                                                 日の出桟橋で下船。

                                                お台場をバックに「はいチーズ」。

                                                渋谷に帰って、一杯やろう。

 

 

 


渋谷「忠犬ハチ公」前で二人と待ち合わせ。大勢がたむろするなか、果たして会えるのか?

一人は僕(荷宮)の大学の後輩<池田祐二(宮 内庁生物研究所)>。2年ぶりの再会だ。

もう一人は安心院で農泊を10回以上こなした(親戚 だ!)<船戸修一さん(大妻女子大学講師)>だ。安心院で一回30分ほど会っただけなので、お互いが分かるか心配していたが、ハチ公は会わ せてくれた。

61                           お客さん二人を加え、ホテル隣の「北海道」という店で夕食にする。途中、剛さんの同級生<宮田さん(安心院出身)>も合流し、楽しく過 ごした。旨かったが、高かった。

 

二次会に8人で行ったが半数が松本以外の人だ。「交 流の村イモリ谷」ここにあり。

 

 

 

<2年前もこんな光景があった。再会だ。>

 

今日一日も終わるが、ここで帰松組みを追ってみよ う。

(以後、フィクションであるが登場人物は実在す る。)

授賞式を終えた松井区長らは「ほっ」と一息。少し緊 張感もほぐれ満面の笑顔で記念撮影。島村農林水産大臣を交えて昼食会。かしこまって食べるのは美味しくない。発言の順番がやってきた。

「おっとロシヤの・・・。安心院まつもとイモリ谷の 松井です。農政しっかりやっちょくれ!しゃんとせんと日本はつぶるるで!わしらも頑張るき」。言っちゃった。和気あいあい?と会は進み、大幅に時間が下 がって閉会。「天皇杯」をひっ抱えて空港に向かう。「天皇杯」と収納箱合わせると10数キロの重さとなり、かさも大きく運ぶのが一苦労。生野さんが奮闘。 ぎりぎり、飛行機に間に合う。お土産を買う暇も無かったが、とにかく無事に松本に戻った。

その晩、「天皇杯」は区長宅に泊まった。翌日以降、 「天皇杯」は安心院町役場の金庫の中。誰が貰ったんじゃ。

 

・・・11月24日・・・

 

最終日となった。今日一日は観光気分でOKです。今日までの荷物は宅急便で送る。百合ちゃんが 危うく「航空チケット」まで送るところだった。

午前中は横浜に行こう。「横浜中華街」散策だ。渋谷 から東横線で「横浜中華街駅」まで一気に向かう。少し早く来すぎたようだが、しばらく自由行動とする。よんちゃんは「中華」は食べたくない、「ラーメン」 が食べたいと新横浜の「ラーメン博物館」に行ってしまった。

 

・・横浜中華街・・

 
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昼前、小宮もやって来て、にぎやかに「中華」を食べ た。買い物もどっさり。集団の勢いは恐い。

大きく膨らんだ腹をおさえて北に向かう。上野駅を目 指す。久葉さんとは横浜でお別れだ。今日は帰らず、東京の友だちと会うそうだ。2・3日後に帰る予定だ。「お疲れさんです」。

 

午後は上野公園・西郷さんそしてアメ横で買い物とい うコースだ。飛行機は最終便なのでまだ時間はある。よんちゃんとは、アメ横入り口で再会予定。我々が上野に向かっている時、よんちゃんは、すでにアメ横の パ○○コ屋にいて荒稼ぎ中だった。

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芸術家?三人は国立西洋美術館で「マティス展」を見 ることにした。表現が貧弱だが、「面白かった。マティスはなかなか良い」と思った。つるちゃんは、「初めて学割を使った」と喜んでいた。

 

他のメンバーはぐるっと歩いて西郷さんに出会った。

途中、路上パフォーマンスにも参加したそうだ。僕ら より芸術家かも?

 

 

13最後の目的地「アメ横」で4時半まで過ごす。

中華街で荷物が増えたが、さらに荷物が増えそうだ。

またしても、勢いに巻き込まれ、怪しげな「トロ」を 買ってしまった。確かに安いがまずかった。通りの雰囲気は活気があって大好きだ。

「アメ横」VS「イモリ谷」どちらも怪しげな名前だ。

 

よんちゃんとも無事合流し羽田へ向かう。

 

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小宮も最後まで付き合う。

空港で最後のお土産を買って東京を後にする。

潔さんは、もうしばらく東京人となるらしい。

 

短い旅だったが、イモリ谷の村人が大勢で旅が出来た ことが、何よりうれしい。

二晩も夜遅くまで「村の将来」をつまみに酒を飲み交 わしたことが、きっと次につながると確信している。

 

 

 

・・・旅を終えて・・・

 

    この旅には 目的があった。「天皇杯」を受け取りに行く事だ。しかし、それだけなら一人でよかったはずだ。14人という大勢で参加したことに意味があると思う。上は 80歳から下は21歳まで老若男女で出かけた事が「むらづくり」において次につながると思う。2年前、「イモリ谷苦楽分(くらぶ)」7人で岩手県遠野市に グリーンツーリズム研修に出かけた。帰ってからの活動は深みを増したと思っている。今回もきっといい結果を生むだろう。

    今回の「天 皇杯」は今の我々だけで、貰ったものではない。松本イモリ谷に関わる全ての人の栄誉である。今後この栄誉を共有していくことが「むらづくり」の大きな力と なる。東京でお祝いに駆けつけてくれた松井末彦さん夫妻をはじめ、全国各地に受賞を喜んでくれる人たちがいる。そんな人たちをつないでいく事が我々の役目 だ。

 

    「天皇杯」 はいろいろと貴重な経験を与えてくれた。「みんなで旅する機会」を与えてくれた。「国会議事堂」「新嘗祭」「農林水産祭式典」などめったにない体験をさせ てくれた。

これからも予期せぬ出来事をイモリ谷に与えるだろ う。(平成17年元日の朝、松本営農センターよりNHKラジオで全国放送が決定した。テーマは「希 望」。)

 

    視察が増え るだろう。積極的に対応し、「視察ビジネス」ととらえたい。当然、むらの活性化のためだ。そんなに長く視察は続かないから、その間に力を蓄えておく必要が ある。意識改革を促し、ホスピタリティーを養い、農的暮らしの技を磨き、将来訪れるであろう「真の交流」時代を迎えるために。

 

    みんなで旅 する楽しみを増やそう。今回の旅を終え「積み立てして、またどこか行こうや」という声が出た。年明けからでも希望者を募り「無尽講」を始めよう。

 

    G,T的考察をひとつ。東京を歩いて思った。都会人の方が はるかに元気(歩くことに関して)である。どうせ歩くなら田舎を歩いてもらおうじゃないか。ゆっくりと、ゆったりと。

先日の「しいたけ収穫祭」においても「歩きたい」と いう人が何人もいた。魅力的なウォーキングコースを創ろう。

 

    G,Tもうひとつ。「泊まる」とは何か? 高い金を払って 狭い部屋に泊まる。夜外で酒を飲んでホテルに戻って寝るだけ。ホテルに泊まるとは部屋で寝る事なのか? ホテルを楽しむ人は「違う」と言うだろう。テレビ ドラマ「ホテル」を見ると何となく良さが分かる気がするが、結局は「人」(ホテルマン)の人情なのだ。

ホテルに負けない「泊まり」を農村は提供できる。イ モリ谷に是非「農村民泊」を立ち上げたいものだ。「泊まりたい人」が続出すること受けあいだ。

 

    最後にJTB<安部名緒子さん(松本出身)>に感謝します。「社割」まで使ってくれました。ありが とう、今後もよろしく。

・・・・・・・・・・・・・・・・・◆ 参加者名簿 ◆・・・・・・・・・・・・・・・・・

<1泊2日組>*松井義彦 *井福忠 *佐藤勉 * 高田文義 *安部忠義 *安部勇徹 

*河野陽子 *生野栄城 

<2泊3日組>*伊福脩   *井福桂子 *安倍松代 *小野芳己 *小野剛臣 *藤垣潔 

*久葉晋作 *荷宮英二 *小野百合子 *中津留茂  *安倍斉

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

授賞式から2週間が過ぎ去った。12月1日には大分 県より「県民栄誉賞」も戴いた。周りがざわざわとしているが、イモリ谷村人はしっかり地に足を着け、ただ歩くのみ。

やっと、東京の旅の後始末が出来た。          2004年12月7日  えいじ

 

松本イモリ谷村人(むらびと)

東京へ行く!!

   ・・ 「天皇杯」授賞式参加の旅・・・

 

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 平成16年11月22日〜24日

 

              

 

 

松本イモリ谷・むらびとのあしあと

 

<11月22日(月)>

 

松本発===大分空港✈JAL✈羽田空港++++渋谷(ホテルに荷物を預ける)

 6:50  8:00   8:25   9:55   10:10  11:00              

渋谷+++原宿――「明治神宮会館(式典打ち合 わせ)」――「国会議事堂」――赤坂見附

         1300                 1600

渋谷+++東京タワー+++皇居前広場・二重橋+++国 会議事堂」――赤坂見附 

     1300                    1600

+++渋谷<東急イン>

   

<11月23日(火・祝)>

 

渋谷+++原宿―――「明治 神宮」「明治神宮会館」――――― <昼食>  

8:30       9:00 新嘗祭・農林水産祭式典・天皇杯授賞式参加

原宿+++++羽 田空港✈JAL✈大分空港===松本

                      1600 17:30  17:45  18:50

明治神宮―「代々木公園」―渋谷+++浅草」〜「隅田川下り」〜日の出桟橋+++渋谷

 

 

<11月24日(水)>

 

渋谷+++横 浜「横浜中華街+++上野「上野公園・西郷さん・アメ横+++羽田空港✈JAL

9:00           1400               1730 1855

✈大分空港===松本

                   20:25  20:40   21:30